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十字路でのできごと
2015/07/12

十字路では、いくつか思い出すことがある。

つい、先日(三月末)のこと、晩翠通りが南町通にぶつかるところの横断歩道。信号が青のうちに渡りきろうと小走りになった第一歩。ふいに足が縺れたのか、白線の小高低差に足裏がひっかかったのか、前のめりに転倒し、右顔面を強打した。

あまりに予期しないことで、私には、何が起こったのか一瞬、理解できなかった。時間は夜7時をまわっていた。もたもたしていれば、左方から右折してくる車が迫ってくる。

私は、目の前にレンズがはずれて顔にかろうじて残った眼鏡のフレームをとって立ち上がった。べっとりと右手に血の感触。近くで見ていた女性の声が「大丈夫ですか。」と聞こえる。私は「大丈夫です。」と答えだけして、急ぎ、その場を去り、歩道を渡った。

自宅に入ってよく見ると、コート、ネクタイ、ズボンの各所に血糊が跳んでいる。

思い起こせば20数年前、同じ十字路の裁判所側横断歩道近くで、一方通行の道路を自動車の陰から飛び出して第二車線を走ってきた自動車にぶつかった。ぶつかった瞬間の記憶は今もない。市立病院に救急車で運び込まれて、5日ほど入院した。幸い、頭を数針縫っただけで済んだ。

悪運が強いと言うべきか。いずれも、まあ、大事に至らずに済んでいる。

しかし、全て、自分の不注意から起こったことであった。

ところで、別の十字路でのこと、もう、ずいぶん以前で、何時のことかは忘れたが、こんなことがあった。横断歩道を渡っていると逆方向から来て左折しようとする自動車と遭遇した。私は青で渡ろうとする歩行者であるから、当然に、自動車が徐行して停車してくれるものと考えながら歩行を進めた。

しかし、自動車は止まる様子を見せないので、その車の運転席の運転手の目を見た。運転手は女性であった。驚いたことに、その目は、「邪魔だ。どけ。」という剣を含んだ敵意に満ちた目をしていた。

おもわず、危険を感じて、私は歩を止め、その車をやり過ごした。

今でも、私は、あの目を忘れない。自己中心的な目。

人の、ああいう目って見たくないものだし、見せたくもないものだ。


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